最近話題のノニとは一体

最近テレビや雑誌などでもよく目にするようになった「ノニ」とは一体何なのでしょうか。
正式名称はモリンダシトリフォリアといい、ハワイの現地語でノニと言うため、ジュースなどを販売している業者が健康食品として宣伝していることもあってよく知られた名称となりました。
熱帯植物であり、インドネシアでは一年を通して果実を実らせます。また同じくインドネシアでは日よけとして各家庭に一本ずつこの木を植えているのです。果実はフルーツとして食されますが、実に多くの栄養素を含んでいることが特徴であり、強力なハーブフルーツとして有名です。
ノニの果実は実をつけてから数週間で発酵を始め、その発酵果汁には各種の酵母や酵素に加えてアミノ酸や中鎖脂肪酸、ポリフェノール類など現代人に有効とされている話題の成分が多く含まれています。
質の良い物を育てるためには最適な土壌と汚染のない環境が必要になってきます。主な産地であるハワイ諸島やポリネシア地方は火山活動による海底隆起と珊瑚から形成されているため最適な土地なのです。
ポリネシアの人々には「ハーブの女王」や「神からの贈り物」と呼ばれ、古来から美容や健康などに役立てられてきた果実です。
また、食べる以外にも様々な物に使うことができます。幹の部分は工具として、また樹皮やタバという木の皮で作った布は染料として利用されます。原住民にとって生活に欠かすことのできない伝統的な植物として重宝され、いわばアジアにおいてのアロエのように活用されてきたのです。
数年前よりジュースに加工された商品などが話題になっており、経済的にも大きな発展を遂げています。また多くの研究者によってパワーが解明されつつあるのです。糖尿病や高血圧、免疫力の強化やがんの予防に効果があると言われ、美容にもよいとされています。果汁には他の果実と同様にカリウムが豊富に含まれています。
しかし日本の沖縄県などでは健康ブームによある乱伐が問題となっています。インドネシアのように数千年にわたって人間と共存しているような土地もあり、この国では今なおいたるところに自然植生しているほどです。日本では果実を食用としてきた歴史はないのですが、東南アジア諸国や太平洋諸国ほか熱帯地域では健康維持やスタミナ増進、病気の予防のためのポピュラーな食材として食べられてきました。タイのトムヤムクンや、インドネシアのナシゴレンなど様々な料理にも使用されているのです。